今年の全31現場を振り返る①

 

 こんにちは。いえほす(@P_iehos) です。

 早いもので2019年も残り二日となりました。

 楽曲派と呼ばれるオタクの人たちの間で今年の楽曲10選が数多く投稿されていますが、僕は偏りが激しいうえに全然決められなかったので(リステと夏川が強すぎてマジでなんなんだよ)、今年の全31現場を振り返って余力があれば明日に投稿したいと思います。

 ✞ハイ では始めましょう...✞

   

    ①01/12 LIPHLICH「PATH OF LIFE」@渋谷TSUTAYA O-WEST

   星の数ほどあるヴィジュアル系バンドの中でも圧倒的な個性を放つ奇才音楽集団・LIPHLICHの中でも7弦ベースと独自の美を追求し辿り着いたファッションとスタイルで圧倒的存在感を放っていたベーシスト・進藤渉の脱退が2018年の秋に決まり、いつもライブ数日前にギリギリに買うか当日Twitterでチケット募集をする僕もさすがに慌ててチケットを取りました。

 前回見たのが2017年のCRUSH OF MODE、その前が久我新悟不在公演(アンコールで出てきちゃったけど)だったので久々に4人揃ったLIPHLICHをワンマンで見られることが楽しみではあり、またこの編成のLIPHLICHが見られるのが最後と思うと悲しくもあり、複雑な気持ちでの新年初ライブとなりました。

 本編が始まると独特な緊張感はありつつも、圧倒的な「LIPHLICHの世界」に誘うライブパフォーマンスはさすがの一言。ライブレポートや音源レビューなどで「世界観」という言葉は広く使われますが、凡百のバンドに対してバーゲンセールのように乱発されるそれとは異なる確固とした「世界」がここにはあります。

 どうしても進藤渉のベースで最後に見たかった「SLAP TEA TIME」を見ることができたこと、本編ラストの「夜間避行」で感じた寂しさ、アンコール1曲目でライブタイトルの「PATH OF LIFE」とも重なる「航海の詩」、そして最後に投下された「リインカーネーション」が特に印象に残っています。

 「リインカーネーション」=「転生」...

     それはまたそれぞれ違う航路を選んだLIPHLICHと進藤渉のこれからを示しているだけではない。この楽曲、作曲のクレジットはメンバー単独ではないLIPHLICH名義。(※確か唯一のバンド名義の楽曲だったと思います)そして原曲は進藤渉その人。なんてニクいことをしてくれるんだ...........

   アンコールが終わり、「久我・新井・進藤・小林のLIPHLICH」が幕を閉じたその後のことはあまり記憶にありません。ライブとしての満足感とこの4人のLIPHLICHが終わってしまう寂しさ、そして「生まれ変わる」これからのLIPHLICHへの期待感が入り混じり、きっと正気ではなかったと思います。

   後日談ですが後述のバンドやろうぜ!のライブで出会った人に今のLIPHLICHすごくかっこいいよ!と言われたので来年どこかのタイミングで見に行きたいと思います。

 新ベーシストは元MASKの人とのことなので、非常に興味深いですね。いったいどんな世界を観せてくれるのだろう...

 

 ②01/27 リスアニ!LIVE 2019 “SUNDAY STAGE”@日本武道館

    生バンドでオタクソングを聞ける神のイベントです。V系おたくとしてもRaphael/riceの村田一弘のドラムでオタク楽曲を聞けてアドの塊。2年続けての参加となりました。

 

 トップバッターはGARNiDELiA。正直全然曲知らなかったしあんまり興味なかったのですがバチバチにイケイケの楽曲群にノックアウトされ無事多動オタクになりました。(ガバガバ語彙) 

 

 二番手はまさかのアイドルマスター ミリオンライブ! ミリオンスターズ。トリ1つ前くらいかと思ってたので序盤から大横転させられました。

 セットリスト自体は大方の予想通り。「恋愛ロードランナー」が特に嬉しかったですね。高坂海美さん、上田麗奈さん、大好き~~~~~~~~~!!!!!!!!!!

 次点で「透明なプロローグ」。清い。そう、曲名の通りの透明感。七尾百合子(CV.伊藤美来)、素晴らしい文字列だ。

 山本陽介と並んでエアギター始める山崎はるかさんもアツかったし、Only One Secondは生バンドとの相乗効果で破壊力抜群でした。

 

 続いて登場したのは破天荒な過去ツイで一躍時の人となったhalca。

 まだ例の騒動も起きていなかったし彼女についてなにもしらなかったので、なんというか「守護(まも)りたい」感じだなあという印象でした。スターティングブルー、いい曲だったね。

 例の騒動後、ライブのMCで「これも私」と言い切ったらしいhalcaちゃん。そういうところ、好きです。

 

 同じ「UPCOMING ARTISTS」枠で続いて登場したのは鈴木みのりさん。シンデレラで藤原肇役ということくらいしか知らないけどなんなんだこの人、歌うますぎる...

   以前から結構好きで名前も紛らわしい鈴木このみさんや「アニソン界の大型新人」・鈴木雅之、ソロデビューでブレイク確実の鈴木愛奈と合わせて4人で「鈴木姓=歌が上手い」というイメージを定着させにかかってるだろ....音痴で鈴木姓のおたくの肩身、狭そう。

 FEELING AROUNDからヘンなことがしたい!の振れ幅聞いたらアルバム聴かなきゃってなりますよね。

 今年あんまりアニメ見てないですが手品先輩のED「ダメハダメ」もめちゃくちゃ好きなのでいつかワンマンで見てみたいなあ。

 

    UPCOMING ARTISTSラストはJUNNA。この人もおかしい。武道館の端から端まで爆走しても息切れひとつしないし、ステージングはベテランの風格すら漂ってる。2000年生まれってさすがに嘘だよな...?

 セトリ調べてるときに知ったけど「紅く、絶望の花。」、la la larks提供曲みたいですね。今年の10選(まだ決まってない)に入選確実のYuNi「花は幻」など、良曲が多いのでこのあたりまた掘ってみようと思ってます。

 ラストに鈴木みのりと二人でマクロスΔ楽曲はまあ予想はしてましたがすごい盛り上がりでしたね。武道館、序盤から飛ばしっぱなしで耐えられるのか...?

 

 本編に戻り3組目はCHiCO with HoneyWorks。めちゃくちゃ楽しみにしてました。女子中学生なので。

 この”バンド”、めちゃくちゃ熱いですね。楽曲の中高生女子が好きそうな雰囲気を持ちつつチコハニバンドの演奏とCHiCOの煽りで熱くなってヘドバンさせるなんてずるいぞこの"バンド"。

 今でも一番好きでチコハニを聞くきっかけとなった「世界は恋に落ちている」を聴けたのも嬉しかった。アオハライドのアニメ全話見ましたよ、女子中学生なので。

   この日はチコハニ新年初ライブかつCHiCOの誕生日ということでそういった意味でも特別なライブでした。この人の誕生日一生忘れないな、なぜならうちの母親と同じなので。(Janne Da ArcAcid Black Cherryのyasuも同じ)

 

   トリ前は宮野真守。この人もやっぱりずるい。会場の全員を女にして男(だったもの)も女も全員キャーキャー言わせる二枚目の側面だけでなく、会場をお笑いライブにする三枚目の側面も惜しげもなく出してくる。ほんとにズルいよね。全身エンターテイナーだよこの人。

 やっぱり「オルフェ」を聴けたのが嬉しかったですね。女性向けのコンテンツにも目を向けるきっかけとなったのは他でもないうたプリで、初めてアニメを見たとき脳天撃ち抜かれた楽曲だったので。

 

   そしてラスト・満を持して登場したのはKOTOKO。流れ始めたイントロでこの日二回目の大横転。「Suppuration -core-」!???????マジで????????

 2曲目にやっぱり披露された「Re-sublimity」とかいうとんでもない名曲(アンセム)や同じシングルに収録された僕の一番好きな楽曲「agony」ではなく、「Suppuration -core-」!????

 びっくりしました。神無月の巫女楽曲まさかの2連。さすがにagony続けて3連とはなりませんでしたが、これだけでもう息絶えました。

  次いでRayのsignをカバーしてまた横転、PLASMIC FIREで会場のボルテージを更に上げたところでさくらんぼキッス~爆発だも~ん~→Princess Bride! →同じ空の下でが披露されもう完全にぶっ壊れる。2019年のアニソンフェスだぞこれ???

 さらに再び高瀬一矢と組んだアルバム曲からリード曲の「廻-Ro-tation」、カップリングの齋藤真也楽曲がバケモンでお馴染みの(どこでだよ)八木沼楽曲「→unfinished→」が惜しげもなく投入され最後に「Light My Fire」で会場総多動不可避。最後の「Shout out」でテープが舞った瞬間は今年最も美しい瞬間の一つでした。本当にありがとう、リスアニライブーーー。

 

③02/09 THE ELECT HORROR PICTURE SHOW scene3.2@渋谷DESEO

   ピノキヲとマイナス人生オーケストラを目当てに行きました。

 一組目は曖昧中毒。別名義の駄菓子菓子は昨年メトロノーム主催の白の日で見ていますが、曖昧中毒としては初めてでしたし詳しくは知りませんでした。やっぱりこの感じ、好きだなあ...って見てたらなんか聞き覚えあるなこの曲...→「すもももももも 地上最強のヨメ」の「最強○×計画」じゃねーか!!!と気づき大横転。ここは2019年のV系のライブだよな???となりました。他にも「おそ松さん」の楽曲などカバーしてるみたいなのでオタクのみなさん、曖昧中毒に注目だ!

 二組目はピノキヲ。この日のお目当てです。知らない人に説明すると44歳のおじさんが一人でランドセル背負ってスカート履いてセガセガ言いながら19年もセガドリームキャストで作成した楽曲をやり続けてるユニット(重要)です。ここだけ聞くとただのへんなおじさんですが、毎回はじめましてのお客さんも楽しませる抜群のトーク力、表情(特に「逆さまに映る桜の木」などのシリアスな楽曲で見せる表現力は本当にすごいので見てほしいです、できればワンマンで)、チップチューンにも近いドリームキャストの独特の音色で奏でられる中毒性の高い楽曲群など魅力にあふれています。

 この日は水色時代、赤い雪、理想的家族の少年、逆さまに映る桜の木とスタンダードでありつつも満足度の高いセットリスト。最後には解散の決まったマイナス人生オーケストラの栗山"H∧L"ヰヱスと共演。H∧Lピノキヲ・うゆにさん(以下、おにいたま)と同じ衣装を着て白塗りで出てきました。対バンが最後になるとのことで、おにいたまから提案したそうです。おにいたま、ほんとにあなた最高だよ......

   三組目はCOSMO-SHIKI。曲はあまり覚えていないのですが、本当に音が気持ち良いです。音ゲーI’ve soundが好きなオタクには引っかかるところあるんじゃないかなあと思います。

 四組目はプロキシオン。この日一番の収穫です。

 出てきたときなんか有村竜太朗みたいな人出てきたなあと思ったらPlastic Treeみたいな歌詞がピコピコサウンドに乗った楽曲が始まって完全に神。音源買う買う詐欺してるので買わなきゃってなってます。

 五組目はマツタケワークス。曲は全然知らなかったけど秘密結社コドモAの楽曲が刺さってたのでだいたいこんな感じだろうなあと思ってました。期待通り楽しかったです。

 トリはマイナス人生オーケストラ。結局最後のワンマンに行くことができなかったので、この日が最後になってしまいました。そして会場はもう収まりきらないほどパンパンに。ぎゅうぎゅうの状態で酸欠になりながら見ていました。悲しいけど、やはりすごく楽しかった。いつかまた、復活しないかなあ..........

  

  ④02/24 THE IDOLM@STER SideM WORLD TRE@SURE 05&06発売記念イベント@都内某所

 SideMのリリースイベントです。咲ちゃんが好きなので応募しました。当選する謎の自信があったのですが、無事当選しました。この日はちょうど蒲田で歌姫庭園というアイドルマスター同人誌即売会が開催されており、そこからハシゴするアイマスデーでした。

 トークも楽しかったのですが、お渡し会が始まったときの緊張で何も覚えてません、本当にもったいない....

 小林大紀さんにはどうしても咲ちゃんの声が小林大紀さんで本当に良かったと感謝の気持ちを伝えたかったので勇気を振り絞ってなんとかなったのですが、神原大地さんには緊張で言おうと思ってたことが完全にどこかへ行ってしまい、思い出した阪神ファンであるという情報をもとに好きな選手を聞く謎ムーブをかましてしまいました。(ちなみに、糸井選手との回答をいただきました。)動揺のおさまらない僕は永塚拓馬さんの前で完全に固まってしまいました。そんな僕を見た永塚拓馬さんは「ポテトは好きですか?」とニッコリ。僕も笑顔で「大好きです!」と言いました。あのときの笑顔素敵だったなあ、恋に落ちちゃうじゃん。

 いろいろ失敗したけどハッピーな気持ちで帰れました。ありがとう永塚拓馬さん(はぁと)。

 

⑤03/09 ClariS -1st HALL CONCERT TOUR ~Fairy Party~ (昼の部) @昭和女子大学人見記念講堂 

 大学時代の友人に誘われ、無銭でチケをくれるらしいのでホイホイついていきました。正直初期曲しか知らないし聞かなくなって久しいのですが、顔出しをするようになったらしいので素顔が気になったのと、コネクトなどのげきつよ楽曲が回収できるチャンスなので行かない手はないでしょうと。

 正直油断してました。楽曲、良すぎーーーーーーーーー。

 ”Fairy Party”のタイトルらしい演出も良かったし、知らない楽曲がほとんど(ちゃんと予習していけよ)にもかかわらず終始楽しむことができました。

 びっくりしたのは18曲目の「キミとふたり」。コネクトのカップリング曲で、特に好きな曲でした。この日が初披露と後で知って再び横転。ぶち上がる感じの曲調ではないけどめちゃくちゃ高まりました。

 そして本編ラストに満を持して投入されるコネクトで無事"到達”ーーーーーー。

 非常に満足度の高いライブでした。この場をお借りして再度友人に感謝。本当にありがとう。

 

 現時点で6000字を超えて一気に書くのも読んでもらうのもなかなかしんどいので5現場ずつ投下していきたいと思います。

 読んでいただける方がどれほどいるかわからないですが、続けて書いていきますのでよろしくお願いいたします。