今年の全31現場を振り返る②

 

 今年も終わるし31現場全部振り返るやつやるぞ!ってやりはじめたらボリュームがとんでもないことになりそうなので急遽分割しました。第二弾です。

 

 第一弾はこちら。

theworstexistence.hatenablog.com

 それでは第二弾、始めます。

 

 ⑥03/21 Download Festival Japan 2019@幕張メッセ

   全世界に衝撃が走ったのは2018年1月22日。スラッシュメタル四天王(BIG4)の一角で絶対王者のSlayerが「最後の世界ツアー」を発表。タイムラインはメタラーメタラーであったことを急遽思い出した人たちがそろって阿鼻叫喚となりました。

 そのSlayerが最後の日本でのライブとなったらさすがに無条件で行くでしょ、となってたところにオジーキャンセルの代打にまさかのJudas Priest。去年武蔵野の森で見たときに終演後”Priest Will Be Back”の文字が表示されていましたがまさかこんなにすぐ見られるなんて!ありがとうございます!!!!と言いながらチケットを取りました。当時残業続きで休出の可能性があったため、前日の夜仕事帰りにギリギリでの購入でしたが...

 正直SlayerとJudas Priestで記憶が上書きされたりぐちゃぐちゃにされたので前半の記憶がほぼありません。

 Anthraxは前回見たとき(LOUD PARK15)にあまりにも疲労が溜まりすぎて半分寝ていたら終わってしまった悲しい過去があったので、その分を取り返せたかなあ。

 SUM41もすごく楽しかった。ヘヴィメタル中心のフェスでありながらそこそこ盛り上がっていました。(VIP席は知らん)やはり洋楽の入り口として聞いた人が多いんだろうなあという印象。実際僕がSUM41を知ったのはそれまで洋楽のよの字も出さなかった友人に勧められたからだし...

 The Hell SongやWalking Disaster、Fat Lip、Still Waitingなど懐かしの名曲で終始笑顔で見ていました。ParanoidやWe Will Rock YouをカバーしたりAnother Blick In The Wallをワンフレーズ弾いたりとサービス精神も旺盛で頑固なメタル者や往年のロックファンもこれにはニッコリしたのではないでしょうか。

 そしてやはりなんと言ってもSlayer。泣いても笑ってもこれが最後となればやることは一つ。暴れるしかねえだろ!!!!!!!!!!!

  かつてないほどに暴れて、走って、回って、ぶつかって、ぶつかられて。バンドと観客が真剣にぶつかりあった全19曲は、あまりにも一瞬に過ぎ去ってしまいました。

  細かいことははっきり覚えていませんが、人生でも1、2を争うほど叫んでいたと思います。鳴り止まぬ「SLAYER!」のコールだけは、いまでも耳に残り続けています。

  演奏を終えたあとのトム・アラヤの寂しげな表情と日本語でのお別れの挨拶は涙せずにはいられませんでした。さっきまで殴り合ってたおじさんも溢れ出る涙を抑えきれていませんでした。終演後合流したオタクが一生虚無感に襲われて終始お葬式みたいになってたのも忘れられません。

  さすがにこのときばかりはトリを入れ替えたほうが良かったでしょと思いつつもJudas Priest見ずに帰るのはできないなあと。

  ガチレアらしいKilling MachineやBloodstone、Rapid Fire、Devil's Childなど前回来日時に聴けなかった楽曲がたくさん聴けたので大正解でした。

 そしてやはり嬉しかったのはThe Hellion~Electric Eye。これを聴けずに死ねるかよと思っていたのに前回見たときにやらなくて落胆していたのですがあれから思いのほか早く念願かなって聴くことができました。

 終演後はLIPHLICHのときと同じで悲しみと喜びでおかしなテンションになっていました。先述の通り、合流したオタクは一生お葬式でした。それはそう。

 年間ベスト候補のライブその1です。

 
 ⑦03/24 umbrella 9th anniversary All songs oneman【Chapter.8「全部」】@高田馬場AREA

   ダウンロードからわずか3日後、またしてもとんでもなく体力を奪われたのがこのライブ。umbrellaとかいうスーパー名曲製造機V系バンドの全62曲ライブ。タイトルの「全部」の通り、文字通り、全曲です。頭おかしい...

   絶対身体(おもに足やら首やら)がおしまいになることははじめからわかっていましたが、これまで聴けなかった掌ドロップ、レッドシグナルデイや内向的声明などの”ヤバい”楽曲を絶対に聞くことができるライブなら足を運ぶしかありません。

 セトリは全然思い出せないけど全部やったからセトリもクソもないか。序盤にセトリミスってたのは面白かったけど。ただひたすら曲が良くて、ただひたすら足が死ぬライブでした。

 印象に残っているのは音源化されていないオカルト彼女という楽曲があるのですが、umbrellaのみなさんが全曲ライブだというのにオカルト彼女を4人も連れてきて(4回続けて演奏されました)、マジでこの人達俺たちを殺して自分も死ぬつもりかよ...となりました。ヘドバンで頭が壊れちゃうよ。ほんとに皆さんお疲れさまでした...

    umbrella、ほんとに無限に曲がいいので楽曲派を自称・自認する皆様にも一度聴いていただきたいですね。サブスクにもありますよ。よろしくお願いします。

    特におすすめの音源です。

 

キネマトグラフ by umbrella on Spotify

 

  ⑧04/16 DADAROMA×ザアザア2マンツアー「かずきとよしあつ?」@渋谷TSUTAYA O-WEST

   ちょうどこの時期ザアザアにハマっていました。精神病んでめちゃくちゃなツイートをして7年間使ったTwitterアカウントが凍結されたのもこの時期で、凍結時のアイコンはザアザアの「死にたい」のアー写でした。ちょうど休職が決まってすぐの時期で、人によってはライブとか行ってる場合じゃないだろって声が返ってきそうですが知るかボケ。俺はザアザアが見たいんじゃ、これで傷んだ精神を癒やすんじゃと渋谷に足を向けました。

 先発はザアザア。DADAROMAのカバーで幕を開けDADAROMAのカバーで終わりました。お互いをリスペクトしつつライバル視するところがセットリストからも見て取れますね。ラブレター、交尾をしてよ、チューリップ、青空やめてなどが特に良かったですね。本当に楽しかった。次はワンマンで見たいなあと思ってたら気づいたら2019年終わってる。バグか?

 後手はDADAROMA。正直ザアザアほどは曲が刺さらないのだが、「ポルノグラフ」はやはり鳥肌級の名曲。「リズリーサーカス」やザアザアのカバーの選曲も良かったし「ある日、世界は美しいと思った。」で締めるのも良かったのでトータルで十分の満足度でした。

 後日談。翌日の4月17日は今最もアツい声優アーティストの夏川椎菜さんのイベント「417の日」で2019年最強の名盤「ログライン」の発売日でしたが、その場でなんとDADAROMAの楽曲を流したことが判明。

  

417の日万歳!!!! | 夏川椎菜オフィシャルブログ「ナンス・アポン・ア・タイム!」Powered by Ameba

   

  清竜人SEKAI NO OWARIカラスは真っ白、Mrs.Green Apple、Shiggy Jr、official髭男dismなどのラインナップに突然放り込まれるDADAROMAにV系おたくは大横転。一部界隈でちょっとした事件となりました。

 さらに後日、完全にこじつけなのですが推しの作曲家である山崎真吾さんが「Ep01」で「グルグルオブラート」を提供。グルグル?オブラート??グルグル映畫館と電脳オヴラアトじゃん!!!!(こじつけ)私信かよ!!!(んなアホな)となって一人で盛り上がっていました。しかも夏川作詞なんだよなこの曲。イヤホンで聞くと右から左から聞こえておもろいし曲もキモくて神。脱線したのでこの話やめます。

 

 ⑨05/16 ヘルタースケルター 全国6都市無料単独公演「一度は観てから批評しな」東京編@新宿club SCIENCE

 身内のV系おたくの間で楽曲が良すぎると話題になり2018年に局地的ブームを起こしたヘルタースケルターの無料ライブ。以前にインストアイベでメンバーと一緒に写真を撮ったことがあるのですが日程がなかなか厳しく、この日初めて見ることができました。

 定時ダッシュで新宿に駆けつけましたがスーツ姿の顔面dアニメは僕しかいませんでしたね。そもそも男4人位しかいませんでした。事前無料配布のチケットがなかったので、もう入っていいのかなあとライブハウス前で挙動不審になっていたのですが、優しいバンギャルのお姉さんが無配チケット複数枚持っていたので譲ってもらい無事入場できました。顔も思い出せないし絶対ここ見てないけどありがとうございました。

 セットリスト探しても見つからなかったし思い出せませんが、やっぱり曲がめちゃくちゃ強かったです。「哀燦々」、あまりにもいい曲過ぎて涙止まらん...

    終演後CD買って出ようとしたらメンバーにありがとう言われてニッコリ。

 だいぶご無沙汰になっちゃったけど来年も一回は行きたいですね。曲がめちゃくちゃ強くても歌モノがシーンで流行ってないせいでいつの間にか見られなくなってしまうかもしれないので...推さなきゃ...

 

⑩05/19 Poppin'Party×SILENT SIREN「NO GIRL NO CRY」@メットライフドーム

    この日は最優先事項であるアイドルマスターミリオンライブ!の公演でしたが、現地チケどころかLVチケも枯れて完全におしまいだったので諦めて「現地」に行くという謎ムーブとなりました。完全に「流れ」で行ったライブですが、大正解。

 OAはRAISE A SULEN。バンドリのライブ自体も初めてなので当然ながら初見です。でもアツかった。OAとわかってはいてももうちょっとやってくれてもええんやで、となってしまった。贅沢すぎる。R・I・O・Tに乾杯ーーーー。

 2番手はSILENT SIREN。まさか来ることになると思ってなかったのでなんにも知らない状態でした。でも楽しい。チェリチェリボム!フジヤマディスコも楽しい。恋のエスパー最高!!!あとモデル出身とあって全員顔がいい。特にキーボードの黒坂優香子(29)(年齢が重要)(ライブ当時) が良すぎる。あっさり好きになっちゃった。オタクはちょろい。

    ラストは待ちに待ったPoppin'Party。始まる前に水分補給をしようと飲み物を買いに売店を探してさまよっていたのですが「夏のドーン!」が流れ始めて慌てて自席へ全力ダッシュ。嘘だろ、そりゃないぜ、反則、バケモン...............

  続いてTime Lapseが始まって高まりすぎて発狂(こわ)れてしまいました。頭2曲に一番好きな曲持ってこられたらそうなっちゃうよ。

 中盤も良曲揃いでしたがまたしても僕をぶっ壊しにかかったのはティアドロップス→STAR BEAT~ホシノコドウ~→キズナミュージック♪のゾーンですね。STAR BEATはアニメ思い出して涙止まらないのでマジで勘弁してくれ。

 最後はポピパとサイサイの両者が集って「NO GIRL NO CRY」。2.5次元バンドとリアルバンドのコラボ・対バンという異色の試みでしたが、これは大成功と言って良いでしょう。最近レギュレーションなどでどうなんだよこの運営と思うことが多いバンドリですが、この件については惜しみない拍手を贈りたいです。

 

 第二弾もヒイヒイ言いながら書き上げました。これでおおよそ1/3です。お付き合いしてくれる方がいらっしゃいましたら、第三弾もよろしくお願いいたします。